Q. 磐田市の自伐型林業体験研修2026は、8回で何を学びますか。

磐田市の自伐型林業体験研修2026は、10月31日〜12月20日の全8回、9時〜17時頃です。概論1日、チェーンソー伐木教育3日、伐倒造材2日、作業道開設2日を学びます。原則全回参加、定員15人、参加費3,000円。市内外から申し込め、締切は10月14日です。まず全8日を空け、安全装備の貸出条件と経験者へ相談したい作業を確認します。

全8回は、概論1・伐木教育3・伐倒造材2・作業道2

磐田市自伐型林業体験研修2026は、基礎知識、チェーンソーの安全教育、木を倒して材にする実習、壊れにくい作業道づくりを8日で順番に学びます。見学だけの一日講座ではありません。

磐田市の説明では、自伐型林業はチェーンソーや小型重機を使い、山への負荷を小さくしながら、環境保全と経済性の両立を目指す小さな林業です。市内に山林を持つ人だけでなく、市外の人も対象です。

第1回で考え方を学び、第2〜4回でチェーンソーを扱う基礎を受講します。第5・6回は山の中で伐倒と造材を実習し、第7・8回は自伐型林業の特徴とされる「壊れない道づくり」を学びます。

2026年10月31日の自伐型林業概論から12月20日の作業道開設研修まで、全8回の日付と内容を並べた図
図1 概論から安全教育、伐倒造材、作業道へ進む全8回です。

10月31日から12月20日までの日程

磐田市自伐型林業体験研修2026の全8回は、10月31日、11月1日・7日・8日・28日・29日、12月19日・20日に開かれ、各回は午前9時から午後5時頃までです。原則として8回すべてへ参加します。

10月31日(土)は自伐型林業概論です。11月1日(日)、7日(土)、8日(日)の3回はチェーンソー伐木教育。11月28日(土)と29日(日)は伐倒造材研修です。

12月19日(土)と20日(日)は作業道開設研修です。

会場は「磐田市内の施設または山林を予定」とされ、回ごとの具体的な場所は公表ページとチラシに載っていません。

敷地や大平など市北部に山林を持つ人も、所有山林が会場になるという案内ではありません。具体会場は、今後の案内または磐田市農林水産課への問い合わせで確認します。

3日間の伐木教育は修了証につながる

磐田市自伐型林業体験研修では、2026年11月1日・7日・8日のチェーンソー伐木教育を所定の日程と内容で受講すると、法令に基づく特別教育の修了証が発行されます。3日間が一組です。

正式には、労働安全衛生法に基づく「チェーンソーによる伐木等特別教育」の修了証です。公式ページの短い説明は「規定日数3日間」、チラシは所定の日程・内容の受講を条件としています。

意外なのは、8回のうち3回がチェーンソーの教育に充てられていることです。すぐ木を切るのではなく、安全に扱う時間を先に置いています。

修了証を受け取ることと、一人でどの山でも安全に作業できることは同じではありません。私は、修了後も経験者と現地を確認し、無理な伐倒をしない線引きが必要だと考えます。

伐倒造材と壊れない作業道を現地で学ぶ

磐田市自伐型林業体験研修の後半は、森林内でチェーンソーを使う伐倒造材2日と、自伐型林業の作業道開設2日です。

私は、木と道を別々の話にせず学べる点に意味があると考えます。

伐倒は立木を倒す作業、造材は倒した木を用途に合わせた長さなどへ整える作業です。研修では、講師とスタッフの指示に従って山の中で実習します。

作業道は、山へ入り、材を運び、次の手入れを続ける基盤です。公式案内は、山への負荷を小さくする「壊れない道づくり」を学ぶとしています。具体的な施工方法は現地研修の範囲です。

地域の施設を誰が継いで守るかという問題は、磐田のため池と継ぐ人の不足を扱った記事にも通じます。山林も一度整えれば終わりではありません。次に入れる道と、手入れを続ける人が要ります。

申込締切は10月14日、原則全8回参加

磐田市自伐型林業体験研修2026の申込期間は8月28日から10月14日までで、公式ページの電子申請フォームから申し込みます。定員は15人、応募多数の場合は選考です。

対象は市内外を問わず、どなたでもです。林業に興味がある人、市内に山林を持つ人、林業を始めたい人、地域おこし協力隊としての活動を考える人などが例示されています。山林所有は参加条件ではありません。

参加費は3,000円で、テキスト代として第1回に自伐型林業推進協会へ支払います。市は原則として全8回参加を求めています。一部日程だけの参加可否は公式資料に書かれていません。

2026年9月7日時点では申込期間中で、締切まで37日です。

私は、参加費3,000円より、週末8日を確保できるかが大きな条件になると考えます。申し込む前に全日程を予定表へ入れます。

貸出品があっても、山に入る服装は自分で用意

磐田市自伐型林業体験研修では、ヘルメット、防護ズボン、チェーンソーなどを借りられますが、作業服、靴、手袋、雨具、昼食、飲み物、筆記用具は参加者が用意します。

貸出があるから安全装備を省けるわけではありません。私は、自分で用意する物と借りる物を分けて書くよう勧めます。

服装は長袖・長ズボンなど森林作業に合うもの。靴は滑りにくく、足首を守れるものです。作業用手袋と雨具も持参します。

貸出品の数やサイズは公式資料に記載がありません。必要な装備を借りられるか、磐田市農林水産課へ事前に確認しておく方が確実です。

チラシは、転倒、滑落、倒木、チェーンソー事故などの危険を明記しています。講師とスタッフの指示に従い、体調不良やけがは速やかに伝えます。傷害保険などへ加入しますが、補償には条件があります。

悪天候や現地の状態で安全に実施できない場合は、中止または内容変更があります。連絡は申込時に登録した連絡先などへ届きます。

私は、中止や内容変更の通知を受け取れるよう、申込時に登録した連絡先を確認することを勧めます。

良い点——3,000円で安全の基礎から道づくりまで

磐田市自伐型林業体験研修2026の良い点は二つあり、安全教育を先に置いたことと、概論から作業道まで8回を一続きにしたことです。道具を動かす体験だけで終わりません。

第一に、チェーンソー伐木教育へ3日を使い、所定の受講者へ修了証を発行します。ヘルメットや防護ズボンなどの貸出もあります。危険を小さく見せず、必要な装備と教育を入口に置いています。

第二に、参加費3,000円で、伐倒造材と作業道開設まで学べます。講師は中嶋健造氏、戸口勝氏、橋本光治氏の3人です。市内外から参加できる点も開かれています。

農業の技術と担い手をどう継ぐかは、アローマメロンと次郎柿の担い手を考えた記事でも書きました。分野は違っても、経験者から安全と手順をまとめて学ぶ入口を市が用意する価値はあります。

注文——修了後の一歩までつないでほしい

磐田市へ一事業者として注文したいのは、8回の修了後に、所有山林の相談、経験者との同行、希望者同士の連絡へ進める日を一度用意することです。研修を受けた人が一人で危険な作業へ向かわない出口が要ります。

3,000円で8日学べる入口は評価する。だが、修了証を出口にせず、研修後に山で安全に続ける仲間と相談先までつないでほしい。これは事業の拡大を求める話ではなく、学んだ人が次の一歩を誤らないための要望です。

私は、行政がどこまで個々の山林管理へ関わるべきか迷います。所有者の仕事まで市が担うことはできません。一方、15人が学んでも、相談先が切れれば経験は地域に残りにくい。任意参加の現地相談日を一度置く程度なら、役割を越えにくいと考えます。

担い手不足を大きな言葉で語る前に、小さく試す場が必要です。農業の担い手不足と地域の役割を整理した記事と同じく、行政、地域、個人の仕事を混ぜず、つなぎ目だけ支える形を望みます。

自伐型林業体験研修へ申し込む前に全8日、作業服と靴、貸出装備、経験者へ相談したい作業を確認する4項目を示した図
図2 参加費の前に、8日間と安全装備を確認します。

申込前に今日確認する4項目

磐田市自伐型林業体験研修へ申し込む前に、全8日の日程、服と靴、借りたい装備、経験者へ相談したい作業の4項目を確認します。参加理由を一文にすると、自分に合う研修か判断しやすくなります。

第一に、10月31日から12月20日までの8日を予定表へ入れます。第二に、長袖・長ズボン、足首を守れる滑りにくい靴、手袋、雨具を確認します。

第三に、ヘルメット、防護ズボン、チェーンソーのうち何を借りたいか。第四に、所有山林の手入れ、林業への入口、地域活動など、経験者へ相談したいことを書きます。

私はこの研修を受けた体験も、磐田の山林でチェーンソーを扱った場面も、体験素材として持っていません。ここからは、土地を持つ方の相談を受ける一事業者としての意見です。山林は、修了証一枚で管理できるものではないと考えます。

最後に一言。8日を空けるのは軽い申込みではありません。だからこそ、3,000円の安さだけで決めず、何を安全に確認したいかを一つ決めて参加する。市には、その一つを経験者へ相談できる次の場まで、細く長くつないでほしいと思います。

よくある質問

Q. 自伐型林業体験研修は、一部の日程だけ参加できますか。

磐田市は原則として全8回への参加を求めています。一部参加の扱いは公式案内にありません。全日程を空けられない場合は、申し込む前に農林水産課へ確認してください。チェーンソー伐木教育の修了証には、指定された3日間の所定日程・内容の受講が必要です。

Q. チェーンソーの修了証は、どの回を受けると発行されますか。

2026年11月1日、11月7日、11月8日の3日間に行うチェーンソー伐木教育を、所定の日程・内容で受講した人へ、労働安全衛生法に基づく「チェーンソーによる伐木等特別教育」の修了証が発行されます。研修全体は原則全8回参加です。

Q. チェーンソーや防護具は自分で用意しますか。

ヘルメット、防護ズボン、チェーンソーなどは貸し出し可能です。参加者は長袖・長ズボンなどの作業服、滑りにくく足首を守れる靴、作業用手袋、雨具、昼食、飲み物、筆記用具を準備します。貸出品の詳細は磐田市農林水産課へ事前に確認してください。

著者・大石浩之の顔写真

大石浩之(磐田市/不動産業・宅地建物取引士)

磐田市で小さな不動産業を営み、実家じまい・空き家・相続・介護にからむご相談を一件ずつ受けています。理念より、家計と段取りで考えます。 プロフィール

出典(2026年9月確認)

※日程、会場、内容、貸出品、保険、選考、荒天時の扱いは変更される場合があります。山林作業には転倒、滑落、倒木、機械による事故の危険があります。自己流で作業せず、研修では講師とスタッフの指示に従い、個別の参加条件は磐田市農林水産課へご確認ください。