Q. 障がい者雇用を考えています。仕事の任せ方はどこで相談できますか?
磐田市の障がい者雇用支援を知る入口として、2026年10月21日にワークピア磐田で無料講座があります。先着20社、各社2人まで。雇用事例や専門家相談を活用し、仕事の任せ方と採用後の相談先を確認します。申込期限は広報と施設公式で異なるため、ワークピア磐田へ確認してください。
見付で学んだことを、職場の仕事に戻す
障がい者雇用を考える時、経営者が整理したいのは、任せる仕事と支える人です。見付のワークピア磐田で開かれる企業向け講座は、その入口になります。会場は磐田市見付2989番地3。働く場所に近い市内で、雇用事例を聞き、専門家に相談する機会が用意されています。
大石浩之(磐田市/不動産業)です。私は、採用するかどうかを先に決めるより、仕事を具体的に説明できる状態にする方が先だと考えます。「事務をお願いします」では、電話対応なのか、書類の整理なのかがわかりません。作業を分ければ、教える側が準備すべきことも見えてきます。
人手の話は、人数を増やせば終わる話ではありません。中小企業の人手不足を地域でどう支えるかという問いを、今回は採用後の仕事と相談の段取りに絞って考えます。障がいのある人を一律の働き方に当てはめず、本人が力を発揮できる条件を確かめたいのです。
10月21日の講座と、食い違う申込期限
磐田市の「広報いわた2026年9月号」18ページは、「障がい者雇用促進セミナー〜企業人事担当者向け〜」を案内しています。以下は2026年9月23日に原文を確認した内容です。
- 日時:2026年10月21日(水)13時30分〜15時30分。
- 会場:ワークピア磐田・視聴覚室。
- 対象:企業経営者、人事・CSR・就労現場担当者など。
- 定員:先着20社。各社2人まで。
- 参加費:無料。
- 内容:雇用事例、障がい者雇用促進法の改善点などの説明、ハローワークによる助成制度案内、専門家相談。
申込期限には、見過ごせない違いがあります。広報には「開始時間までに電子申請で」とあります。一方、ワークピア磐田の2026年9月14日掲載ページは、10月16日(金)までの申込を案内しています。同ページでは受付開始を13時15分としています。
私は、後の期限を都合よく選ぶべきではないと考えます。10月16日より前に、ワークピア磐田へ期限と空きを確かめるのが手堅い段取りです。問い合わせは0538-36-8381。どちらが訂正後の案内かは、掲載日だけでは断定できません。先着枠がある以上、期限内でも参加を保証するものではありません。
理解促進と相談を一緒に学べる、二つの良さ
磐田市の令和8年度施政方針には、障がい者雇用への理解促進が記されています。講座では雇用事例に加え、助成制度の案内と専門家相談も予定されています。話を聞くだけの会ではない点に、私は意味を感じます。
良い点の一つ目は、雇用を始める前の不安を、具体的な事例に置き換えられることです。自社で担える作業や、担当者が教えられる範囲を持って参加すれば、事例との差を質問できます。事例をそのまままねる必要はありません。自社の作業量や人数に照らして考える材料が増えます。
二つ目は、各社2人まで参加できることです。経営判断をする人と、実際に仕事を教える人が同じ説明を聞く使い方ができます。現場担当者だけが参加し、戻ってから一から説明し直す負担を減らせるかもしれません。これは私が考える参加枠の活かし方で、2人での参加が条件という意味ではありません。
無料で市内に学ぶ入口があり、現場担当者も対象に含まれている。この二つを私は評価します。企業の魅力を伝える時も、飾った言葉より働く姿が見える方が伝わります。地元企業の魅力を若者へ伝えるために必要なことと同じく、任せる仕事を説明する力は企業側の準備です。

採用後に迷った時の連絡先まで、持ち帰りたい
障がい者雇用への理解が深まった後には、実際の職場で調整する仕事が残ります。私は一事業者として、講座と職場定着の相談をつなぐ案内に、二つの注文があります。採用した人数だけでは、働き続けられる職場になったかはわかりません。
一つ目は、相談の内容に応じた連絡先を持ち帰れることです。仕事の教え方で困った場合、勤務時間を相談したい場合、利用できる支援を確認したい場合。それぞれ誰に連絡すればよいかが、一枚でわかると助かります。専門家相談の後に別の機関へつながるなら、次の窓口と連絡方法まで確認したいところです。
二つ目は、採用前と採用後を区切らず、再相談の入口を示してほしいことです。初日に説明できた仕事でも、作業が変われば別の困りごとが出る可能性があります。困ってから本人だけに工夫を求めるのでは遅い。企業側も仕事の切り分けや説明方法を見直すために、相談できる状態を持っておきたいのです。
ただ、講座の案内だけでは、継続相談がどこまで用意されているかはわかりません。すでに支援があるのに、私が把握できていない可能性もあります。私は新しい窓口を増やすべきか、既存窓口をわかりやすく示すべきか、まだ判断できません。だからまず、当日の専門家相談で「採用後はどこへ」と聞くことから始めたいと考えます。
今日の準備は、仕事一つを相談メモにする
講座へ持っていく相談メモには、任せたい仕事を一つ書くところから始められます。以下は私の準備案です。公式の提出書類ではなく、相談を具体的にするための下書きです。
例えば書類の整理なら、紙を受け取る、分類する、保管する、確認を頼む、という順に作業を書きます。これは説明用の仮例です。実際の採用事例ではありません。所要時間がわからなければ、無理に数字を置かず、現在の作業を見てから記入すればよいと思います。
次に、教える担当者と、担当者が不在の時の相談相手を考えます。「わからない時は聞いて」と言うだけでは、誰に聞くのかが曖昧です。口頭の説明、写真つきの手順、見本を見ながら行う方法など、本人と確かめる候補を用意します。障がいの名称だけで合う方法を決めつけないことも、私が守りたい線です。
メモの最後には、「採用後に相談できる機関」「連絡方法」「次に確認する時期」の空欄を作ります。相談を受けたら埋める欄です。個人の状況を外部へ伝える時は、本人と共有範囲を確認したうえで、必要な内容に絞りたいと考えます。企業が困る場面と、本人が困る場面は同じとは限りません。
助成制度についても、講座の案内があることと、自社が利用できることは分けて考えます。条件や申請時期は担当窓口で確認します。磐田市の骨髄ドナー助成で勤務先の申請を整理した記事でも扱ったように、支援制度は担当者と手続きの順序が決まって初めて実務に乗ります。
最後に一言。
私は、磐田で企業が学べる入口を増やす取り組みを歓迎します。そのうえで、採用した翌日の「これ、誰に聞けばいい」を放置しないでほしい。講座の成果を職場に持ち帰るには、知識と一緒に相談先が要ります。まずは申込期限を確認し、自社の仕事を一つ書いてみる。その準備なら、採用の結論を急がずに始められます。
よくある質問
企業向け講座への参加と、職場での相談準備について整理します。
講座はいつ、どこで開かれますか?
2026年10月21日(水)13時30分〜15時30分、磐田市見付のワークピア磐田・視聴覚室で開催予定です。参加費は無料で、先着20社、各社2人まで。企業経営者や人事・就労現場担当者などが対象です。雇用事例の説明、助成制度の案内、専門家相談があります。参加前に空きと申込方法を施設へ確認してください。
申込期限は10月16日ですか、当日ですか?
ワークピア磐田の2026年9月14日掲載ページは10月16日(金)まで、広報いわた9月号18ページは開始時間までと案内しています。2026年9月23日の確認時点で表記が異なります。後の期限を前提にせず、10月16日より前にワークピア磐田(0538-36-8381)へ期限と空きを確認してください。
採用後の相談に備え、何を用意すればよいですか?
任せたい作業、教える担当者、説明で困りそうな場面を一枚に書く方法を提案します。講座では、採用後の相談先と連絡方法も確認します。これは筆者の準備案で、公式の提出書類ではありません。本人の希望や必要な配慮を一律に決めず、本人と確認しながら、個別の支援条件を担当窓口へ相談してください。
出典(2026年9月確認)
確認日:2026年9月23日。
日程・制度・条件は変更される場合があります。最新情報と個別の扱いは担当窓口へ、専門的な判断は該当分野の専門家へご確認ください。

