磐田市は2026年10月9日、「地域ブランド調査2026」で「スポーツのまち」として思い浮かぶ市町村ランキングの1位になったと発表しました。2023年以来の1位です。プロチームや選手の想起、参加・観戦が楽しめるという2項目も各2位。店舗売上や観光消費額の増加を示す発表ではありません。

2026年調査でスポーツのまちの想起が1位

磐田市役所の公式リリースは、株式会社ブランド総合研究所の「地域ブランド調査2026」の結果を紹介しています。磐田市は「スポーツのまち」として思い浮かぶ市町村ランキングで1位。市は2023年以来の1位への返り咲きと説明しました。

ほかに「プロスポーツのチームや選手」で思い浮かぶ市町村と、「スポーツの参加・観戦が楽しめる」という項目は、いずれも2位です。項目名が違うので、すべてのスポーツ関連項目で1位だったという意味ではありません。紹介する際には順位と調査項目を一緒に示す内容です。

今回確認した市の発表は、ランキングと地域の取り組みの紹介です。市内店舗の売上が何円増えたか、来訪者がいくら使ったかという数値は示していません。順位を、そのまま地域の経済効果の実測値として読み替えることはできません。

店のカウンターで来訪者に道を説明する店主。記事の内容を具体化した架空の場面。
記事内容をもとに生成したイメージ。実際の施設・人物・作品・配布物を撮影、再現したものではありません。

プロの試合と子どもの観戦機会を紹介

磐田市は発表の中で、ジュビロ磐田と静岡ブルーレヴズのホームスタジアムがあることを紹介しています。卓球の水谷隼さん、伊藤美誠さんなど、市出身の選手にも触れています。競技場と選手の両方を通して、磐田とスポーツのつながりを説明しています。

取り組みの例には、市内全小学5・6年生のジュビロ磐田ホームゲーム観戦があります。市内全中学2年生については、静岡ブルーレヴズのホストゲーム観戦が掲載されています。市は、子どもがスポーツに関心を持ち、地元チームへの愛着を育てる機会として紹介しています。

スポーツを支える公費への考え方は、スポーツのまち磐田と公費の使い方で扱っています。今回の順位の発表だけでは、事業費と効果の比較まではできません。地域のイメージの調査結果と、支出の評価は別に資料をそろえて読む対象です。

1位|スポーツのまちの想起 / 2位|プロチームや選手の想起 / 2位|参加・観戦が楽しめる。日程や対象条件を項目別に読み分ける図。
公式案内をもとに整理。条件の詳細と変更は本文の出典で確認してください。

店や取引先への地域紹介で使える範囲

地元の事業者が今回の結果を地域紹介に使うなら、「地域ブランド調査2026のスポーツのまちの想起で1位」と、調査名・年・項目を添えられます。単に「全国で一番のスポーツ都市」と広げると、調査が測った内容から離れてしまいます。

市の発表は、スポーツをきっかけにしたつながりにも触れています。関連するいわた首都圏交流会の記事は、人や企業の交流を扱う別の情報です。ランキングに入っただけで、すべての店への来訪や取引が増えると保証する資料ではありません。

同日公表されたHIYO選手の静岡いわたPR大使就任も、地域を説明する具体的な話題です。今日できる確認は、自店の紹介文に使う数字が何を測った数字なのかを、元の発表で確かめること。順位と自店の来店実績を分けて記録すれば、紹介の根拠を後からたどれます。

著者・大石浩之の顔写真

大石浩之(磐田市/不動産業・宅地建物取引士)
家計と段取りから、磐田の暮らしを事業者の立場で記録します。
プロフィール

出典(2026年10月確認/確認日:2026年10月10日)

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