実家の田んぼに続く道は、誰が草を刈るのでしょうか。
道の場所、草が生えた範囲、地元で従来作業してきた人を分けて確かめます。磐田市議会の聞き取りには農道の草刈りの課題が出ていますが、個々の道の担当を指定する資料ではありません。まず地図に対象区間を引き、地元での分担と、市の担当窓口に照会したい点を整理できます。
議会が聞き取ったのは、田の中だけの話ではなかった
磐田市議会だより『羅針盤』104号は「持続可能な農業を目指して」と題し、市議会建設産業委員会が農業委員から聞き取った内容を載せています。取材日は2025年11月5日。きょうでちょうど一年です。農地をどう活用するか、農業を始める人をどう迎えるかという話と並んで、農業を支える施設を維持する話が出ています。農道の草刈りまで行き届かないという趣旨の発言も収録されています。
私はこの特集を、農業を職業にしている人だけの読み物にはしたくありません。田を持つ家族にとって、道は農作業の前後に必ず通る場所です。農機を動かす人が決まっても、その人が田へ入る手前の道を誰が使い続けられる状態にするのか。議会がそこまで聞いたことで、暮らしの側からも考えられる問いになりました。アローマメロンと次郎柿を、次の世代へ——磐田の農業と、担い手のこれからで取り上げた地域の作物を次の世代へ渡す話に、入り口の道の話を加えたいのです。
特集の発言は、農業委員が経験や課題を語ったものです。市内の全地区で同じ作業が途切れているという調査結果ではありません。ある家の前の草が伸びているとしても、この特集だけでその理由は分かりません。市がその区間を刈ると約束した記述でもありません。一年前の聞き取りを読み返す際は、そこで挙がった課題と、いま目の前にある道の状態を分けておきます。

地図の一本線に、三つの違う場所が入っている
私は、家族が「農道の草」と言ったら、まず地図のどこに線を引くか考えます。たとえば実家から田までの道をたどり、車が曲がる角から田の入り口まで線を引くとします。困っているのは、曲がり角で見通しが利かないことかもしれません。あるいは車を降りる足元や、脇の水路の肩かもしれません。「田の手前」という呼び方は同じでも、作業の位置はそれぞれ違います。
地図には、田全体を丸で囲むより、草が気になる所に短い線を引くほうが伝わります。始点に「橋の手前」、終点に「田へ曲がる所」と添える。長さを測れていなければ、何メートルと言い切らず、目印を二つ書く。道のどちら側かを表すときも、実家から向かったときの右か、田から帰るときの右かで逆になります。方角が分からなくても、水路側、畑側という目印なら共有しやすくなります。
これは敷地の境界を決める手続きではありません。私は不動産業の立場から、家族が撮った写真の上に線を引いたことを、所有範囲が確定した証拠にはしません。目的は、現地を知らない人にも同じ区間を思い浮かべてもらうことです。その段階で「うちが刈ります」と結論を添えなくても、問い合わせは一歩進みます。道路に出て無理に撮る必要もありません。手元の地図で指せるところからで十分です。
地元で聞くのは「誰の義務か」より「前回はどうしたか」
私が最初の聞き方として選ぶのは、「この角から入り口まで、前回はいつ、どなたが手配しましたか」です。義務を尋ねられると、相手は範囲も事情も分からないまま責任を問われたように感じるかもしれません。前回の段取りなら、分かる部分だけ話してもらえます。共同作業だったのか、田を使う方が自分の都合で刈ったのか、それとも誰かに頼んだのか。その違いを、現地の人から聞く余地が残ります。
ただし、前回刈った人が、これからも引き受ける人とは限りません。私なら記録に「昨回作業した人」と「次回について話を聞ける人」の二つの欄を作ります。親の手帳に人名が一つ書いてあっても、その人が費用を負担したか、機械を貸しただけかは分からないからです。名前を聞けたことと、お願いして承諾をもらったことも別々に記します。
遠方の家族にとっては、草を刈る日の前後も家計に響きます。朝に集まるなら何時に到着すればよいか。道具を持ち寄るなら何を用意するか。刈った草を集めるところまでか。作業を手伝う話と、機械を手配する話、費用を出す話を分けるだけで、家族が一日休みを取るべきかを相談できます。地区ごとの扱いを確かめる前に、欠席時の金額や代替の仕方をこちらで決めることはできません。
磐田市に尋ねるとき、土地改良と生活道路の入口を分ける
磐田市の組織案内では、農林水産課の担当業務に土地改良が挙がっています。道路河川課の業務には、生活道路や橋りょうの維持・改良、排水路・河川等の維持が挙がっています。同じ道の脇に水路がある場合でも、この一覧だけで現場の管理者や草刈りをする人が決まるわけではありません。組織案内から確かめられるのは、市の中で何を扱っているかという相談の入口です。
私は、このように市が仕事の内容を公開している点を評価します。「農道なので役所には聞けない」と自分で決めつけずに済むからです。その上で一つ注文があります。農地と生活道路、水路の接する場所を例に、最初に位置をどう伝え、担当が異なるときは何を控えて次へ渡せばよいか。そこまで一続きで示してもらえると、現場から離れた家族にも使いやすくなります。
問い合わせでは「ここを刈ってもらえますか」と一度に頼む前に、「この区間の管理について尋ねたいのですが、担当を確認するにはどの資料が必要ですか」と聞けます。地番が手元になければ、そのことも伝えます。返事を聞いたら、分かった範囲と次に尋ねる先を一行ずつ残す。自分の思い込みで区間を広げずに済みます。磐田市の農地転用|4条・5条の違いで扱った農地の使い道を変える手続きと、道の日常の手入れも、別々の用件です。
家族が引き継ぐ一枚には、未定の欄も残す
私なら、最初の一枚には区間の目印、前回の段取り、次に尋ねる先の三つを書きます。その横に確認日を入れます。以前は共同作業だったという話を聞いても、今年の予定を確認するまでは空欄を残します。古い情報しかないことは、家族の落ち度ではありません。確かめた話と未定の話が同じ色で書かれているほうが、引き継いだ人は困ります。
同じ回の磐田の二宮金次郎像16体、学校と跡地の写真展は、磐田の学校と旧校跡という二つの場所から、今に残る像をたどる記事です。親が覚えている地名や学校名は、昔の風景を知る手掛かりになります。農道でも、家族だけが使ってきた呼び名は捨てずに残したい。ただ、初めて市の窓口へ伝えるときは、その呼び名に現在の地図の目印を一つ添える。記憶と現地を結ぶ役に立つのは、そうした小さな書き足しだと思います。
最後に一言。
私は、草が伸びたという一事だけで誰かの手入れ不足と書くのをためらいます。道を使う人と土地を持つ人と、段取りを知っている人が同じとは限りません。一方、誰かが何とかするだろうと、分からないまま家族の間を一周させるだけにもしたくありません。農業の担い手不足に、地域と行政はどう向き合えますか?|大石浩之の磐田Q&Aの担い手の話を、一軒の家で今夜できることに置き換えるなら、まず一本の線を引くことです。
家族の予定表に「草刈り」と書く前に、どこからどこまでかを指せるようにする。次に、いつもの手順を誰に聞くか決める。そこまで進めば、帰省のたびに同じ質問を最初から繰り返さずに済みます。話がついていない区間まで、自分の判断で作業を始める必要はありません。私が望むのは、責任の押し合いをするより先に、同じ場所を指して相談できることです。
よくある質問
田の持ち主が、前の道まで全部刈るのでしょうか。
『羅針盤』の聞き取りには、所有者一人が必ず道全体を刈るという取り決めは示されていません。まず田の内側、道の端、水路側のどこを指すか地図に記し、その区間での従来の作業と管理の相談先を確認します。前回手伝った人の名前が分かっても、次回の分担は本人や関係者に確かめてから家族で共有できます。
離れて暮らす家族が電話をかける前に、何を用意できますか。
道の両端にある橋や交差点などの目印を地図に入れます。水路側か田側か、通行と農作業のどちらに支障があるかも一言添えると、相手に場所と用件が伝わります。担当が異なる場合に備え、電話した日と次に尋ねる先を書けるようにしておきます。境界や距離が分からないところは、そのまま未確認と伝えられます。
地区の作業日に帰省できないときは、どう相談しますか。
先に、その日程が自分の家に関係する区間のものかを確かめます。共同作業であれば、出欠を知らせる相手、道具の用意、欠席時の扱いを地元の取りまとめ役に聞きます。市議会の特集は各地区の負担額や代替日を定めていません。家族内の予定を確定する前に、地元で聞いた内容と返事の期限を一緒に控えておけます。
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学べること・楽しめることと、日程・費用を比べて、次の予定を選べます。
開催日・期間内
音楽とキッチンカーを、楽しんでみませんか?
かたりあでの音楽行事に合わせて、さまざまなキッチンカーを巡る予定を立てられます。
- 日程
- 11月8日
- 費用
- 飲食代等は各店舗で確認
- 会場・対象
- かたりあ東側駐車場
対象・申込条件を確認する
11月7・8日、かたりあ東側駐車場に20台以上のキッチンカーが集まる予定です。公式ページと出店予定画像では開始・終了時刻を確認できないため、時間・駐車方法は文化振興課0538-37-8550へ確認してください。
受付状況・休館日・当日の変更は、公式案内で確認できます。
公式情報の確認日:2026-11-08
開催予定
豊岡のおまつりで、地元のしらすを探しませんか?
ふるさとまつりにマルウが出店し、しらす干しとちりめんを販売する予定です。
- 日程
- 11月22日
- 費用
- 購入代金は商品ごとに確認。入場料の記載なし
- 会場・対象
- 豊岡総合センター
対象・申込条件を確認する
11月22日のふるさとまつりでの販売案内です。販売開始・終了時刻、価格、数量、来場条件の詳細は出店者・主催者へ確認してください。出店者募集の案内ではありません。
受付状況・休館日・当日の変更は、公式案内で確認できます。
公式情報の確認日:2026-11-03
開催予定
海老芋を収穫して、料理まで楽しみませんか?
畑での収穫と料理を通じて、磐田の食材に触れる一日を体験できます。
- 日程
- 11月23日
- 費用
- 1人6,000円、体験・特別料理・お土産付き
- 会場・対象
- 和食処なかや集合/農園へ各自の車で移動
- 申込期限
- 11月19日(受付時間も確認)
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9時45分集合、10〜15時。電話申込。軍手・長靴・着替えなどを準備し、取消条件も確認してください。
受付状況・休館日・当日の変更は、公式案内で確認できます。
公式情報の確認日:2026-10-16
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2026年11月5日確認
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