Q. 社会生活基本調査では、家族の何を答えるのですか?
社会生活基本調査2026は、選ばれた世帯の生活時間や趣味・娯楽などを調べる国の調査です。期日は10月20日ですが、生活時間は10月17〜25日のうち指定された連続2日間を記録します。磐田市では10月上旬〜中旬に調査票を配付予定。インターネットまたは調査員へ提出して回答します。
仕事の時間だけでは、暮らしの忙しさは見えない
社会生活基本調査は、働いた時間だけでなく、家事や介護、休養などにどう時間を使うかを捉える調査です。
大石浩之(磐田市/不動産業)として、仕事の外側にも目を向ける調査の役割を評価します。店や会社の営業時間だけでは、家族が使える時間まではわからないからです。
磐田での暮らしを考えると、JR磐田駅を使う通勤、買い物、家族の用事といった予定が一日の中に並びます。これは特定の家庭で見聞きした実話ではありません。私は、仕事をしていない時間を、そのまま「空いている時間」と考えないようにしたいと思っています。
磐田市が2026年9月18日に公開した広報いわた9月号は、16ページで調査を案内しています。市民全員が自由に参加するアンケートとは仕組みが違います。訪問を受けて戸惑った世帯が、何のために、どの範囲を答えるか確かめられるよう、2026年9月24日時点の一次情報を整理します。
選ばれた世帯に、生活時間と生活行動を聞く
総務省統計局によると、令和8年社会生活基本調査は、全国から無作為に選ばれた約9万5千世帯の10歳以上の世帯員を対象とします。生活時間の配分や自由時間の活動などを調べ、社会生活の実態を知るための基礎資料を得る調査です。
調査票にはAとBがあり、聞く範囲や書き方が異なります。調査票Aでは、過去1年間のスポーツ、趣味・娯楽、旅行・行楽、ボランティア活動なども尋ねます。A・Bに共通して、世帯や世帯員の状況、一日の生活時間を聞きます。届いた用紙を見ずに、全員が同じ質問に答えると決めつけないことが必要です。
生活時間について、調査票Aはあらかじめ示された20種類の行動に当てはめます。調査票Bは日記のように具体的に記入する方式です。統計局の調査事項の説明では、Aは連続2日間の24時間を15分単位で回答します。スマートフォンなどの使用や、一緒にいた人についても尋ねます。
年齢によって対象となる項目も変わります。就業状態や介護の状況などは、15歳以上に関する項目に含まれます。10歳未満の子どもについても、在学・保育や育児支援に関する事項があります。「10歳以上が対象」という一言から、小さな子どもについて何も聞かれないと読むのは早計です。
私は、最初に家族それぞれの記入範囲を確かめる方法がよいと考えます。世帯全体のことと、一人ずつの行動を分ければ、誰に聞く必要があるかが見えます。代表者がすべてを推測して埋めるより、本人がわかる予定は本人に確認する方が、生活の違いを残せます。
10月20日と、生活時間を記録する2日間は別
社会生活基本調査2026の調査期日は10月20日です。ただし生活時間の配分は、10月17日〜25日の9日間のうち、調査区ごとに指定された連続2日間について調べます。期日が一日だから記録も一日、という仕組みではない点が、最初に押さえたい違いです。
広報いわた16ページでは、10月上旬〜中旬に調査員が調査世帯を訪問し、調査票を配付すると案内しています。回答方法はインターネット、または調査員による回収です。事前準備として、対象地域では9月上旬に世帯主の名前や住所を尋ねる訪問があることも記されています。
統計局は、曜日ごとの結果を集計するために記録日を指定すると説明しています。
私は、この理由が伝わるだけでも、なぜ自分で都合のよい日を選べないか理解しやすくなると思います。休日だけ、仕事のない日だけを任意で選ぶものではありません。
調査期日、生活時間の記録日、回答の提出期限は、役割が違います。広報の「10月20日」だけを手帳に写して準備が終わったと考えず、配付資料で自分の世帯の指定日と提出期限を確認します。この記事では、全世帯に共通する提出期限を推測して書きません。
見えない仕事を、数字で話せる二つの良さ
私が社会生活基本調査を評価する理由は二つあります。家事や介護のように賃金に表れない時間を捉えられることと、印象だけで暮らしを語らずに済む資料を作ることです。回答する家庭の手間があるからこそ、何に役立てる調査かを具体的に知りたいと思います。
一つ目は、仕事以外に使う時間にも輪郭ができることです。統計局は、詳しい行動の把握が、家事やボランティアなど無給の労働の分析にもつながると説明しています。収入が生じないから負担もない、という見方を避ける材料になります。介護する家族の孤立を防ぐための考え方ともつながる話です。
二つ目は、同じ言葉で比べるための資料になることです。統計局は仕事と生活の調和、男女共同参画、スポーツや文化などでの活用を紹介しています。人によって違う「忙しい」を、行動と時間に分けて見る意味がある。私は、本人の努力不足という一言で片づけない材料として、この調査を評価します。
磐田の人口と世帯数を分けて読む記事でも、数字の単位によって見えるものが変わる点を扱いました。生活時間も同じです。ただし、全国の結果を、そのまま磐田のある家庭の実情だと断定することはできません。統計と個別の暮らしを往復して考える必要があります。
暮らしの時間を聞くなら、答える時間にも配慮を
社会生活基本調査に対する私の注文は、回答する時間への配慮を、調査の価値とセットで示してほしいということです。暮らしの時間を調べるなら、答える時間への配慮もセットであってほしい。仕事や家事の合間に用紙を開く側として、ここははっきり言いたいところです。
一つ目の要望は、指定日、回答方法、質問先が最初に見つかる案内です。説明を最後まで読めばわかることと、困った瞬間に見つかることは同じではありません。インターネットを選ぶ人にも、紙で答える人にも、どこを見れば次に進めるかが伝わる配置を望みます。
二つ目は、書き分けに迷う行動を尋ねられることです。例えば、家事をしながら別の用事をした場合に、どこへどう書くか。これは私が考える迷いの例で、実際に相談を受けた話ではありません。調査票によって記入の仕方が異なるため、自己流で分類を作らず、配付資料や調査員に確認できると助かります。
ただ、私にも迷いがあります。簡略にすれば負担は軽くなる一方、暮らしの細部が落ちるかもしれません。詳しく聞く意味を認めつつ、どの説明を短くできるかを考えたい。質問を全部減らせばよい、とまでは言えません。
小さな事業所でも、働ける時刻は家庭の事情とつながっています。磐田市の障がい者雇用支援と採用後の相談で考えたように、仕事の条件は具体的に確かめたい。私は調査結果も、働く人を一つの平均像に押し込める材料にはしたくありません。
調査票を受け取った日に、家族で確かめること
社会生活基本調査の配付を受けた世帯は、まず記録する指定日と提出期限を確認し、手帳や家族の予定表に入れられます。今日できる準備は、公式の調査事項を読み、生活時間と過去1年間の活動が別の質問だと知っておくことです。
私は、届いた書類を家族で一度広げ、各自が答える部分を確かめる方法を提案します。指定日には、手帳などで行動を思い出せるようにしておくと、後日の確認に使えます。これは私の準備案であり、独自のメモが正式な調査票の代わりになるという意味ではありません。

総務省統計局は、対象となった人には回答する義務があり、回答内容は統計作成以外の目的に使わないと説明しています。調査員は調査員証を身に着けています。金銭を要求する調査ではありません。訪問に疑問がある場合は、その場で推測せず、公式の連絡先へ確認します。
市広報16ページに掲載された問い合わせ先は、静岡県の統計担当窓口の054-221-2236です。書き方の相談では、手元の調査票がAかBか、どの項目で困っているかを伝える準備ができます。記事の説明だけで埋めようとせず、実際に配られた資料を優先してください。
最後に一言。
私は、磐田で働く人の一日を、勤務時間だけで測りたくありません。家族を支える時間も、休む時間も、暮らしの一部です。調べる価値があるからこそ、答える人が迷わず進められる案内がほしい。世帯の協力でできた数字を、暮らしを理解するために使ってほしいと思います。
よくある質問
対象世帯、記録する日、回答方法について、配付資料を見る前に混同しやすい点を整理します。
磐田市のすべての世帯が回答するのですか?
社会生活基本調査は全世帯に同じ調査票を配る調査ではありません。全国から無作為に選ばれた約9万5千世帯の10歳以上の世帯員が対象です。世帯に関する項目や10歳未満の子どもに関する項目もあります。訪問や配付を受けた際は、対象者と記入範囲を調査員や配付資料で確認してください。
10月20日の行動だけ書けばよいのですか?
2026年10月20日は調査期日です。生活時間の配分は、10月17日〜25日のうち、調査区ごとに指定された連続2日間について回答します。自分の都合で記録日を選ぶ方式ではありません。過去1年間の活動を聞く項目とも区別し、届いた調査票で指定日と記入方法、提出期限を確認してください。
インターネットが使えなくても回答できますか?
磐田市の広報と総務省統計局の案内では、インターネットでの回答のほか、調査員へ調査票を提出する方法があります。操作や書き方で困る場合は、配付資料の連絡先や調査員に確認してください。市広報16ページには、静岡県の担当窓口として054-221-2236が掲載されています。本人確認は調査員証で行えます。
出典(2026年9月確認)
確認日:2026年9月24日。
- 磐田市「広報いわた令和8年9月号」2026年9月18日更新
- 広報いわた2026年9月号16ページ(PDF)
- 総務省統計局「令和8年社会生活基本調査の概要」
- 総務省統計局「調査事項について」
- 総務省統計局「社会生活基本調査とは?」
日程・制度・金額・条件は変更される場合があります。最新情報と個別の扱いは担当窓口へ、専門的な判断は該当分野の専門家へご確認ください。

