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磐田市南部(竜洋・福田)の暮らしと防災ガイド

/磐田市で暮らす大石浩之(大石ひろゆき)が調べてまとめました。

磐田市の南部にあたる竜洋・福田地区は、遠州灘に面した海沿いのまちだ。平成17年の合併で磐田市の一部となり、今も竜洋支所・福田支所が地域の窓口として残っている。田園と住宅地が広がる一方、福田漁港や竜洋海洋公園など海に近い暮らしぶりが、磐田市の他の地域とは違う南部らしさをつくっている。

このページでは、磐田市の南部にあたるこのエリアで海がどう暮らしに関わっているかと、遠州灘沿いに整備された津波避難タワーや防潮堤の備えをまとめている。海水浴には向かない海であることも含めて、暮らしや住まい探しの参考になる実際の情報を紹介する。

磐田市南部(竜洋・福田)早見表

エリア構成竜洋地区(岡・掛塚・豊岡・駒場など)と福田地区(福田・豊浜など)からなる磐田市南部
支所竜洋支所:磐田市岡729-1/福田支所:磐田市福田400(平日8:30〜17:15)
遠州灘に面した福田海岸・豊浜海岸。サーフィンや釣りは盛んだが遊泳には適さない
津波避難タワー福田・竜洋地区内に複数基設置。渚の交流館のタワーは週末・祝日に一般開放(時間は季節で変動)
公園・レジャー竜洋海洋公園でSUPやカヌー、竜洋富士のローラー滑り台などが楽しめる
最新情報の確認先施設の開放時間や避難施設の詳細は磐田市公式サイトで確認する

料金・開放時間・施設の詳細は変わることがあるため、利用前に磐田市公式サイトや現地の掲示で確認してください。

磐田市南部、竜洋・福田地区のなりたち

磐田市の南部にあたるのが、旧竜洋町・旧福田町の区域にあたる竜洋・福田地区だ。平成17年、旧磐田市に豊田町・豊岡村・福田町・竜洋町が合併して現在の磐田市が誕生し、竜洋・福田地区もその一部になった。住所は「磐田市竜洋中島」のように旧町名を残す地区と、そのまま「磐田市福田」となる地区が混在している。行政の窓口は竜洋支所(磐田市岡729-1)と福田支所(磐田市福田400)が担い、平日8時30分から17時15分まで住民票などの証明書発行を受け付けている。

竜洋地区には竜洋海洋公園があり、体育館やプール、テニスコート、野球場に加えて、SUPやカヌーを体験できる海辺の広場が整っている。福田地区は福田漁港を中心とした漁業のまちで、8月には花火大会が開かれるなど、海とともにある行事が根づいている。学校は竜洋西・竜洋北・竜洋東の各小学校と竜洋中学校、福田小学校・豊浜小学校と福田中学校が地区内にあり、子育て世帯にとっては学区の近さも南部らしさのひとつだ。

磐田市南部の海、福田海岸・豊浜海岸の楽しみ方

磐田市南部の海は、遠州灘に面した福田海岸と豊浜海岸が中心になる。豊浜海岸は堤防が風をさえぎるため波のコンディションが安定しやすく、静岡県西部でも有数のサーフィンスポットとして知られ、全日本規模の大会が開かれたこともある。福田漁港の東側には「渚の交流館」があり、コインシャワーやしらす丼などを提供するフードコートを備えていて、サーファーだけでなく散策や釣りに訪れる人の休憩拠点にもなっている。福田海岸は福田漁港の東側から太田川河口の西側まで約4キロにわたり、ヒラメやシーバスなどを狙う釣り人に親しまれているスポットだ。

一方で、遠州灘は潮の流れが速く急に深くなるため、磐田市内に海水浴場として開設された海岸はない。地元では海に近づく際、離岸流に巻き込まれたら岸に向かって泳ぐのではなく、海岸と平行に泳いで流れから抜けるという注意が言い伝えられている。海辺の景色や釣り、サーフィンを楽しむ場所ではあるが、泳ぐための海ではないという前提を知っておきたい。

磐田市南部の津波避難タワーと防潮堤

磐田市南部は遠州灘に面しているため、津波避難タワーが集中して整備されている地域でもある。福田地区には福田津波避難タワー、福田北津波避難タワー、渚の交流館津波避難タワーなど、竜洋地区には掛塚津波避難タワー、駒場南・駒場北津波避難タワー、小中瀬津波避難タワーなどが設けられており、学校や支所も津波避難施設として指定されている。海沿いでは防潮堤の整備も進んでいて、竜洋海洋公園では工事のため園内から堤防への通行が制限されている区間がある。

福田海岸沿いの渚の交流館にある津波避難タワーは、地上15メートルの屋上まで避難でき、約330人を収容できる規模だ。ふだんは避難訓練や防災教育の場としても使われていて、土日・祝日には季節ごとに決められた時間帯で一般公開されている。平日は10人以上の団体見学も受け付けている。このほかの避難タワーや避難施設の詳しい位置、開放状況は年によって変わることもあるため、実際に南部で暮らす・住まいを探す際は、磐田市公式サイトの津波避難施設一覧やハザードマップで最新の状況を確認してほしい。

現場メモ:大石浩之の現場から

不動産の相談で南部の物件を案内すると、必ずと言っていいほど「津波は大丈夫か」と聞かれる。福田や竜洋の海に近い土地は坪単価が抑えられていることもあり、値段だけ見ると魅力的に映るが、避難タワーの位置や避難にかかる時間まで一緒に確認してから決める人がほとんどだ。

竜洋・福田は昔からの住宅と空き家が混在する地区でもあり、親の代からの家を手放したいという相談も少なくない。福田地区は学校統合の議論も進んでいて、子育て世帯からは学区がどうなるかを気にする声をよく聞く。海と隣り合わせの暮らしだからこそ、防災と暮らしやすさの両方を見て住まいを選んでほしいと感じている。

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