Q. 会社の健診がない自営業者は、磐田市で何を受ければいいですか。
がん検診と特定健診は目的が別なので、対象なら両方を確認します。がん検診は臓器別、特定健診は生活習慣病の予防・早期発見が中心です。磐田市国保の特定健診は1,700円。がん検診は項目別に無料〜1,800円で、集団検診は11月末までです。
がん検診と特定健診は、調べる病気が違う
磐田市のがん検診は肺、大腸、胃、前立腺、乳、子宮頸部などを項目別に調べ、特定健診は糖尿病、高血圧、脂質異常症などの生活習慣病を予防・早期発見する健康診断です。名前が似ていますが、片方を受ければ全部済む仕組みではありません。
厚生労働省は、特定健診を40〜74歳の人に対する、メタボリックシンドロームに着目した健診と説明しています。磐田市の2026年度案内では、国民健康保険の加入者について、2027年3月31日時点で40〜75歳となる人を対象にしています。ただし受診日時点で後期高齢者医療制度に入っている人は対象外です。
意外なのは、同じ日に受けられても費用は一つにならないことです。磐田市の集団バス検診では、国民健康保険加入者ががん検診と特定健診を同日受診できます。しかし市は「がん検診は別途費用が必要」と明記しています。
会社の定期健診がない自営業者には、ここが最初の分かれ目です。特定健診の案内だけを見て「今年の健診は終わった」とせず、対象になるがん検診を別に照合します。
40歳以上は、肺・大腸・胃の3項目から確認する
磐田市民が2027年3月31日時点で40歳以上なら、結核・肺がん、大腸がん、胃がんの対象年齢に入ります。肺の胸部レントゲンは自己負担なしです。喀痰検査は74歳以下700円、75歳以上500円。大腸がんの検便は500円です。
胃がんのバリウム検査は74歳以下1,300円、75歳以上500円です。年齢判定には注意があります。対象年齢は2027年3月31日時点ですが、75歳以上の自己負担区分は検診当日の年齢で決まります。
胃がんリスク判定は血液検査で1,300円です。対象は、過去に受けたことがない40・45・50・55・60・65・70歳。毎年受ける検査ではありません。胃のバリウム検査と同じものでもありません。
性別と偶数年齢で対象が変わる検診
前立腺がんは50歳以上の男性、乳がんと子宮頸がんは女性の年齢と偶数年齢の条件で対象が決まります。前立腺がんの血液検査は74歳以下1,500円、75歳以上1,000円です。
乳がんのエコーは20〜38歳の偶数年齢女性が対象で1,300円。マンモグラフィは40歳以上の偶数年齢女性が対象です。40〜48歳の2方向撮影は1,800円、50〜74歳の1方向撮影は1,000円、75歳以上は500円です。
子宮頸がんの細胞診は20歳以上の偶数年齢女性が対象で、74歳以下1,300円、75歳以上500円です。偶数かどうかは受診日ではなく、2027年3月31日時点の年齢で確認します。
生活保護世帯は無料ですが、事前に無料券の申込みが必要です。同じ年度に同じ検診を重ねて受けると、2回目以降は後日実費を請求されます。無料になる条件と、重複時の扱いは別です。
集団検診は11月末まで。予約は希望日の3週間前まで
磐田市の2026年度集団バス検診は5月から11月までで、検診日程は11月末までです。希望日の3週間前までに予約する必要があります。9月1日時点で、残る日程は約3か月です。定員があるため、空きは予約先で確認します。
会場は国府台のiプラザ、かぶと塚公園内の総合体育館、ゆめりあ球技場、長野・田原・竜洋・豊岡中央の各交流センター、福田農村環境改善センター、アミューズ豊田などです。ららぽーと磐田は女性限定会場として載っています。
医療機関で受けられる期間は2026年6月から2027年3月までです。ただし対象は子宮頸がんと乳がんエコーだけです。集団検診の項目が全て医療機関へ振り替えられるわけではありません。
検診で何か見つかった後の地域医療については、地域がん診療連携拠点病院でもある磐田市立総合病院を家族の目線で見た記事で整理しています。検診は診断や治療そのものではなく、次の確認へつなぐ入口です。
申込みと日時予約は、別の段取り
磐田市のがん検診は、市へ案内を申し込み、その案内が届いた後に健診機関へ日時を予約する二段階です。市のページが示す流れは、申込み、日程案内、日時予約、問診票等の到着、受診の順です。
過去4年間に磐田市のがん検診を受けた人と、20〜38歳の偶数年齢女性には、4月中旬以降に個別案内が送られます。前年度に子宮頸がん・乳がんだけを受けた40歳以上の人が、ほかのがん検診も希望する場合は、新規申込みが必要です。
会社の健診がない人ほど、市から次の案内が来るのを待ってはいけない。これが、自営業をする私の結論です。私は医療者ではありません。体験台帳にもがん検診の一場面はないため、これは磐田で商売をする一人としての意見です。
WEBまたは磐田市健康増進課への電話で案内を申し込みます。電話は0538-37-2011、受付は平日午前8時30分から午後5時15分です。「申込み」と「予約」を同じ一回の操作だと思わず、予定表に二つの作業として書きます。
評価——良い点を3つ、注文したい点を3つ
磐田市の案内で良い点は3つあります。第一に、検査方法、対象年齢、74歳以下と75歳以上の費用が一つのページで確認できます。第二に、集団バスで国保の特定健診と同日受診できます。第三に、市内各地区へ会場を置いています。
iプラザだけに集めず、福田、竜洋、豊田、豊岡にも会場がある。移動時間を減らせる点は、自営業者にとって費用と同じくらい意味があります。店を閉める時間が短くなれば、受ける判断をしやすくなります。
その上で、一事業者として注文したい点も3つあります。第一に、がん検診と特定健診の違いを同じ表で示してほしい。市のページを行き来しないと、目的と別料金が分かりません。
第二に、「申込み」と「予約」が二段階であることを、ページの冒頭へ出してほしい。第三に、個別案内が来る人と自分で申し込む人の分岐を、年齢別の図にしてほしい。情報はあります。迷うのは、情報がないからではなく、順番が離れているからです。
私も、同じ会場で同日に受けられるなら、一つの健診として案内できないかと考えます。ただ、加入保険で対象が変わる以上、どこまで一枚にまとめられるかは迷います。それでも、目的と別料金を並べた比較表なら、市の今の情報だけで作れます。
自営業者が今日できる確認
今日する確認は、2027年3月31日時点の年齢、加入している医療保険、過去4年間の市検診歴の三つです。その上で対象項目を丸で囲み、集団か医療機関かを選びます。結論を一日で出せなくても、年齢と保険だけは確認できます。
受診後に治療費が心配になったときは、高額療養費の上限と磐田の親の入院費が次の材料になります。年齢を重ねる段取り全体は、磐田で安心して年を重ねるために今からできることで扱っています。
最後に一言。一言メモは空欄だったため、「制度の名前より、誰がいつ何をするかで考える」という原則を選びました。がん検診は、受けるべきだと唱えるだけでは動きません。年齢を確認する。市へ申し込む。案内が来たら日時を予約する。この二つの手続きを、9月の予定表に置く。そこまでが今日の仕事です。
自覚症状がある場合は、検診日を待つ場面ではありません。磐田市も速やかな医療機関受診を案内しています。通院中の人は、検診を受けるか主治医へ相談してください。
よくある質問
Q. 磐田市のがん検診は、どれを受ければよいですか。
対象年齢と性別に当てはまる項目から選びます。40歳以上は肺・大腸・胃、50歳以上の男性は前立腺、女性は年齢と偶数年齢の条件により乳・子宮頸がん検診があります。胃がんリスク判定には過去未受診などの条件があります。自覚症状がある場合は検診を待たず医療機関を受診してください。
Q. がん検診と特定健診は同じ日に受けられますか。
磐田市の集団バス検診では、国民健康保険加入者はがん検診と特定健診を同日に受けられます。ただし別の健診なので、がん検診の費用は特定健診の1,700円とは別に必要です。申込みと日時予約の手続きも確認し、希望項目が同じ日程で受けられるかを案内到着後に健診機関へ確かめます。
Q. 磐田市からがん検診の案内が届かない場合はどうしますか。
過去4年間に市のがん検診を受けた人と20〜38歳の偶数年齢女性には個別案内が送られますが、それ以外の人は自分で案内を申し込みます。WEBまたは磐田市健康増進課へ電話し、案内が届いた後に健診機関へ日時を予約します。集団検診は希望日の3週間前までの予約が必要です。
出典(2026年9月確認)
- 磐田市「総合がん検診」(ページ番号1001865、更新日2026年8月18日、対象年齢・自己負担・検査方法・集団検診日程・会場・受診の流れを確認)
- 磐田市「健康診断・がん検診の案内申込」(WEB・電話での案内申込み、案内到着後の日時予約を確認)
- 磐田市「国民健康保険加入者の健康診断」(ページ番号1012978、更新日2026年5月25日、特定健診の対象、自己負担1,700円、検査項目、がん検診との同日受診・別料金を確認)
- 厚生労働省「特定健診・特定保健指導について」(特定健診は生活習慣病の予防のため、メタボリックシンドロームに着目した健診であることを確認)
※対象、費用、会場、日程、申込方法は変わる場合があります。年齢は原則として2027年3月31日時点ですが、75歳以上のがん検診費用区分は受診当日の年齢です。特定健診は加入保険で案内が異なります。本文の1,700円は磐田市国民健康保険加入者の2026年度自己負担です。自覚症状がある方は検診を待たず医療機関を受診し、通院中の方は主治医へご相談ください。
