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磐田市の認知症支援と見守りオレンジシール

/磐田市で暮らす大石浩之(大石ひろゆき)が調べてまとめました。

磐田市には、認知症の人やその家族を支える相談窓口と、行方不明になったときに備える見守りの仕組みがある。年齢を重ねるほど他人事ではなくなるテーマで、本人が元気なうちに知っておくと、いざというときに落ち着いて動きやすくなり、家族の負担も軽くなる。

この記事では、磐田市の相談窓口の使い方、見守りオレンジシールの事前登録の流れ、徘徊のおそれがあるときに地域でどう備えるかを、磐田市が公開している情報をもとに整理した。制度は本人が元気なうちに知っておくほど、いざというときに役立つものが多い。

磐田市の認知症支援 早見表

主な相談窓口地域包括支援センター(市内7か所)、若年性認知症相談窓口、認知症コールセンター(静岡県)
見守りオレンジシール行方不明のおそれがある高齢者が対象。地域包括支援センターで事前登録、費用は無料
個人賠償責任保険オレンジシール登録者が対象。市が一括加入し自己負担なし、補償上限1億円
家族向けの手引きいわた認知症ハンドブック(磐田市発行)
地域の取り組み認知症サポーター養成、認知症カフェ、認知症にやさしいお店・事業所
相談先の確認方法市役所健康福祉部高齢者支援課、または最寄りの地域包括支援センター

制度の詳細や対象条件は見直されることがあるため、申し込み前に磐田市の公式ページで最新情報を確認してください。

磐田市の認知症、相談できる窓口はどこにあるか

磐田市で認知症について相談したいとき、まず窓口になるのが地域包括支援センターだ。市内には城山・向陽、中部、南部、豊岡、豊田、竜洋、福田の7か所があり、中学校区ごとに担当が分かれている。保健・介護・福祉の専門職が常駐し、本人や家族、近隣に住む人からの相談に無料で幅広く応じている。どこに相談すればよいか分からないときは、市役所健康福祉部の高齢者支援課に問い合わせれば、担当のセンターを案内してもらえる。

若年性認知症については専用の相談窓口が別に用意されており、電話でも受け付けている。加えて静岡県では、認知症の人と家族の会静岡県支部の会員が相談員を務める電話相談も開かれている。市は「いわた認知症ハンドブック」を発行し、症状の進み方や利用できる制度をまとめて紹介しているほか、認知症サポーターやキャラバン・メイトの養成、認知症カフェの開催など、本人と家族が孤立しないための取り組みを続けている。どの相談も、認知症の診断がついていない段階から利用できる。

見守りオレンジシール、登録しておくと何が変わるか

磐田市には「見守りオレンジシール事前登録事業」という制度がある。認知症や認知機能の低下によって行方不明になるおそれがある市内在住の高齢者を対象に、本人や家族が地域包括支援センターで事前に登録すると、登録番号入りのオレンジ色のシールを受け取れる。これを靴やサンダル、杖など日常的に使う持ち物に貼っておくことで、外出先で保護されたときに身元の確認につながりやすくなる。登録に費用はかからず、申請の際には本人の写真が必要になる。

あわせて申し込めるのが、磐田市認知症高齢者等個人賠償責任保険事業だ。オレンジシールに登録していて、本人と世帯全員に市税などの滞納がない場合が対象で、外出中に線路へ立ち入って電車を遅らせた、他人にけがをさせた、他人の物を壊したといった、日常生活の中での賠償責任を補償する。市が一括で加入するため登録者本人の保険料負担はなく、補償額の上限は1億円まで。事前登録とあわせて地域包括支援センターの窓口で申し込め、書類の記入だけで完結する手軽さも特徴だ。

磐田市で徘徊の不安があるとき、地域の見守りをどう頼るか

認知症の人が外出先で道に迷い、自宅に戻れなくなる、いわゆる徘徊は、目を離した一瞬に起きることもあり、家族だけで防ぎきるのが難しい。磐田市の見守りオレンジシール事前登録事業は、まさにこうした場面のための仕組みで、シールに記載された登録番号をもとに、保護した警察や周囲の人が家族や地域包括支援センターへ連絡を取りやすくなる。登録は認知症の診断が確定していない段階でも相談でき、対象になるかどうかは地域包括支援センターで教えてもらえる。

家族だけで抱え込まず、日ごろから近所や行きつけの店に本人の様子を伝えておくことも、見守りの一部になる。磐田市は「認知症の人にやさしいお店・事業所」を案内しており、買い物先などで異変に気づいてもらいやすくする取り組みも進めている。地域包括支援センターは徘徊に限らず、日常の困りごとの相談先としても使える。登録方法や対象条件、費用の有無は年度によって見直されることがあるため、申し込みの前に磐田市の公式ページか、担当の地域包括支援センターで最新の内容を確認してほしい。

現場メモ:現場メモ(大石浩之)

高齢者向け住宅の運営をしていると、「オレンジシールのことを、もっと早く知っていれば」という家族の言葉を何度も聞く。入居の相談に来られるのは、本人が家を出たまま戻れなくなった後や、家族が何日も眠れずに限界を迎えた後であることが多い。この制度は、本人が元気なうちに登録しておくほど力を発揮する。

介護が始まってから調べるのではなく、まだ大丈夫だと思えるうちにこそ、最寄りの地域包括支援センターの場所と連絡先を、家族で共有しておいてほしい。施設に入るか自宅で見るかで迷う家族を、磐田で何組も見てきたからこそ、そう思う。

親の介護が始まったときに、いっしょに調べること

どこに相談し、何から申請するか。認知症と見守りも。

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このページの出典・確認日

2026年8月12日時点で確認した情報です。制度・料金・日程は変わることがあります。手続きの前に、必ず公式の最新情報をご確認ください。

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