Q. 学校開放の使用料は、時間制になると安くなる?
磐田市の議案第105号は、学校開放の武道場を時間帯別料金から1時間200円にする改定案です。照明・空調は別料金で、1時間未満の端数も切り上げます。施行予定は2027年4月1日。2026年9月30日時点で採決結果は確認できておらず、決定済み料金として会費を変えず、利用時間ごとに試算する段階です。
学校開放料金は、まず「改定案」として読む
磐田市が2026年9月議会に提出した議案第105号は、学校施設の使用料を時間単位へ改める案です。正式な件名は「磐田市立学校の施設開放に関する条例の一部を改正する条例の制定について」。提出日は9月9日であり、資料の公表日と同じとは限りません。本記事の確認日は9月30日です。
私は大石浩之(磐田市/不動産業)です。学校の施設を地域の活動に使えることは、この街の良さだと思います。一方、団体を運営する側に立てば、気になるのは「活動1回でいくら払うか」です。単価が小さく見えるだけでは、会費を下げられるとも上げる必要があるとも言えません。
磐田市の議案にある施行予定日は2027年4月1日です。使用許可と使用料納付の準備行為は、同年2月1日から可能とする案になっています。2026年9月30日時点で、私は採決結果を確認できていません。以下の新料金はすべて案であり、成立済みの利用案内ではありません。

体育館0円でも、照明と空調は別に掛かる案
議案第105号では、施設使用料、照明設備使用料、空調設備使用料が別の表です。体育館と運動場の施設使用料は0円。武道場は1時間200円となっています。施設の欄だけを見て予算を作ると、照明や空調の費用が抜けます。
| 費目・施設 | 案の金額 |
|---|---|
| 武道場の施設 | 1時間200円 |
| 体育館の照明・1面 | 1時間150円 |
| 運動場の照明 | 1時間790円 |
| 武道場の照明 | 1時間130円 |
| 一般の体育館の空調・1面 | 1時間230円 |
| 向陽小中一体校メインアリーナ/ながふじ小中一体校体育館の空調・1面 | 1時間1,000円 |
| 向陽小中一体校サブアリーナの空調・1面 | 1時間360円 |
表の一般の体育館には、向陽小中一体校とながふじ小中一体校の体育館を含みません。磐田の学校ならどこでも同じ空調料金、とは読めない点です。学校名だけでなく、主に使うアリーナと面数も確かめる必要があります。料金区分があることと、希望日にその設備が使えることも別です。
学校体育館の暑さへの備えは、エアコンの設置予定と避難所としての役割でも扱いました。今回は整備の賛否ではなく、利用する団体の支払いを考えています。使える環境を整える費用と、日々使うときの費用を分けると、団体の相談も具体的になります。
武道場は、短時間と4時間で比較結果が変わる
新旧対照表の現行欄では、武道場の施設使用料は午前790円、午後790円、夜間440円です。午前は8時〜12時、午後は13時〜17時、夜間は18時45分〜21時。改定案は1時間200円で、1時間未満の端数を1時間として徴収する規定があります。
施設使用料だけで計算すると、案では1時間200円、2時間400円、3時間600円、4時間800円です。現行の午前枠790円に対して、午前中の2時間なら390円少なく、4時間なら10円多くなる計算です。同じ「時間制」でも、一律の値下げとは言えません。照明と空調を除いた比較である点を押さえてください。
夜間の比較には特に注意が要ります。現行の18時45分〜21時は2時間15分です。その長さを案の端数規定で計算すると3時間分の600円で、現行の施設使用料440円より160円増えます。一方、ちょうど2時間なら400円です。これは新旧の同じ長さを比べる試算であり、予約枠の運用を確定した説明ではありません。
照明を使う武道場で、施設も照明も2時間という仮定なら、200円×2と130円×2で660円です。月4回なら2,640円、12人で均等に負担する仮定なら1人月220円。人数と回数を仮定した試算で、実際の団体の会費ではありません。保険料、指導料、備品代なども別に残ります。
市内の活動費を考える際には、地域クラブと家計負担を扱った記事もあります。ただし、学校開放の使用料とクラブの参加費を同じものとして足し引きしないことです。請求される相手、含まれる費用、対象となる活動を分けて確認します。
時間制の良さはある。注文は比較できる説明
時間単位の改定案について、私は短い活動の費用を見積もりやすくなる点を評価します。1時間の会議的な利用と長い練習を、時間に応じて考えられるからです。費目が別表で示されていることも、何にいくら払うのかを説明する助けになります。団体の代表が交代しても、計算の根拠を渡しやすくなります。
その上で、一事業者として市に望むのは、学校別の総額例です。「体育館1面を2時間、照明と空調あり」「武道場を夜間2時間15分」といった例があると助かります。施設名と使う時間を書けば計算できる簡単な表でもよい。単価一覧から団体ごとに同じ計算を繰り返す手間を減らしてほしいのです。
もう一つは、準備と片付けをどの時点から時間に含めるのかという説明です。料金のために片付けを急がせる運営にはしたくありません。端数切上げの規定は読めても、予約時間と設備の稼働時間をどう扱うかまでは、この議案だけで判断しきれません。私は時間制には筋があると思う一方、実際の負担が公平になるかは運用の説明を待ちたいです。
スポーツ施設の利用と維持管理で考えたように、施設は使えてこそ意味があります。料金を取るか取らないかの二択ではなく、続けて使える費用か、支払う側が説明できる費用か。この二つで見たいと思います。
会費を決める前に、活動1回の明細を作る
団体の代表が今日できる確認は、直近の利用1回について学校名、面数、開始・終了時刻、照明・空調の使用を紙に書くことです。現行の領収内容も横に置きます。案の単価で試算し、差額が出た費目だけ市へ質問すると、何が不明なのか伝わります。
会計表には、通常の練習日と長時間使う日を別の行で置くと比較しやすくなります。年に数回だけ長く使う団体と、毎回短時間で終える団体では差額が違うからです。私は、年間の活動回数を一律に仮定するより、自分たちの実績から計算するほうが説明に耐えると思います。
空調を使う季節の活動と、使わない日の活動も分けます。施設・照明・空調の三つを足した総額が分かれば、代表だけでなく会計担当や会員も、何が変わるのかを確かめられます。
私は、成立を確認する前に会費改定を決める必要はないと考えます。案で増える可能性を役員間で共有し、正式な案内が出た時点で再計算する。その順番なら、会員への説明を二度変える負担を減らせます。使用料の減免や利用資格は団体ごとの条件を、市の窓口で確認してください。
最後に一言。安いか高いかは、単価ではなく活動1回の支出で決める。磐田で活動を続ける側にとって、欲しいのは立派な料金表だけではありません。自分たちの練習をその表に置いたとき、来月ではなく2027年度の会計がどうなるかまで見える説明です。
よくある質問
参加や利用を決める前の疑問を、公式案内に沿って整理します。
学校開放の新料金はもう決まっていますか?
この記事で確認したのは、2026年9月9日提出の議案第105号です。2026年9月30日時点で採決結果は確認できていません。附則の施行予定日は2027年4月1日で、使用許可や納付の準備行為は同年2月1日からとする案です。現在の利用に新料金を当てはめず、市の確定後の案内を確認してください。
学校体育館は無料で使えるのですか?
議案の施設使用料は体育館1面当たり0円ですが、照明設備は1時間150円、空調設備は区分ごとの別料金です。施設使用料0円と支払総額0円は違います。案には端数時間の切上げもあります。学校名、面数、照明・空調の利用時間をそろえ、利用資格や許可条件を含めて市に確認する必要があります。
武道場を2時間使う場合の試算はいくらですか?
改定案の単価で施設と照明を各2時間使う仮定なら、施設200円×2時間と照明130円×2時間で計660円です。施設だけなら400円。これは案に基づく比較用の計算で、請求額の確定ではありません。端数時間、利用条件、減免などを個別に確認し、現行の時間帯別料金とは同じ条件で比べてください。
出典(2026年9月確認)
2026年9月30日確認。料金・日程・受付状況などは変更される場合があります。最新情報と個別の利用条件は主催者・運営者へご確認ください。医療など専門的な個別判断は担当の専門家へご相談ください。

