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磐田市豊岡地区の暮らしガイド

/磐田市で暮らす大石浩之(大石ひろゆき)が調べてまとめました。

磐田市の北端に広がる豊岡地区は、天竜川沿いの平地と、磐田原台地に連なる山あいの集落からなる地域です。旧豊岡村が2005年に磐田市と合併して生まれたこの地区には、敷地をはじめとする複数の集落が含まれ、農地と住宅地が混じり合った落ち着いた景観が広がっています。

このページでは、磐田市公式サイトなどの情報をもとに、豊岡地区の地理や行政窓口、敷地地区の特徴、梅やみかんといった果樹とのつながりまでをまとめました。転入や不動産探しで豊岡地区を検討している方や、実家の畑や果樹をどうするか考えている方の参考になれば幸いです。

早見表:磐田市豊岡地区の基本情報

位置磐田市の北端。天竜川流域の平地部と磐田原台地に連なる山林部からなる
面積の目安約3,915ha(うち市街化区域は約102ha)
中心地天竜浜名湖鉄道 豊岡駅周辺、豊岡中央交流センター周辺
旧豊岡村の成り立ち1955年に広瀬村・野部村・敷地村が合併して発足し、2005年に磐田市と合併
行政窓口豊岡支所(磐田市下野部57番地1、電話0539-63-0020、午前8時30分~午後5時15分)
学校豊岡北小学校・豊岡南小学校・豊岡中学校(合代島)
果樹の見どころ豊岡梅園(上野部)、まるあ豊岡農場(社山、みかん園)

施設の営業時間や料金、公開期間は年により変わることがあるため、最新の情報は磐田市の公式ページや各施設に確認してください。

磐田市豊岡地区とはどんな場所か

磐田市豊岡は、市の北端に位置する地区の総称です。低地部には天竜川流域の平地が広がり農地や住宅が点在する一方、東側は磐田原台地に連なる山林部へとつながっており、平地と山あいの両方の顔を持っています。集落は地区全体に低密度で広がっていますが、天竜浜名湖鉄道の豊岡駅の周辺や豊岡中央交流センターの周辺には、比較的まとまった住宅地も見られます。

豊岡はもともと磐田郡豊岡村という一つの自治体でした。1955年に広瀬村・野部村・敷地村の3村が合併して豊岡村となり、2005年4月1日に磐田市・豊田町・福田町・竜洋町と合併して現在の磐田市の一部になっています。市への合併後は「磐田市豊岡」のほか、敷地や上野部、下野部、神増、合代島、社山など、旧豊岡村時代からの地区名がそのまま大字として使われている場所も多く、地図や住所を見るとその歴史がうかがえます。

敷地地区と豊岡東の様子

豊岡の中でも敷地(しきじ)は、豊岡東地区の南部にあたる集落です。面積はおよそ2.35平方キロメートルで、2025年8月末時点の人口は516人、213世帯とされています。地区内には敷地川が流れ、天竜浜名湖鉄道線の敷地駅や、磐田市豊岡東交流センターが集落の拠点になっています。浄光寺・永安寺・永明寺・龍雲庵といった寺院や野辺神社もあり、旧豊岡村の中でも歴史のある集落の一つです。江戸時代から明治期にかけては豊田郡敷地村として一つの村を形成していた土地で、地名にもその歴史の厚みが表れています。

敷地地区の近くには新東名高速道路の新磐田スマートICがあり、車での移動はしやすい立地です。一方で敷地村・広瀬村・野部村が合併して豊岡村になったという成り立ちどおり、地区としては農地が広がる落ち着いた集落で、駅からの距離や坂道の有無など、住まいを探す際は現地を歩いて確かめておきたいところです。天竜浜名湖鉄道の敷地駅は無人駅ですが、駅舎にはトイレが備えられ、獅子ヶ鼻公園へのハイキングの出発点としても利用されています。

豊岡の果樹と農産物、梅とみかんの産地として

豊岡地区を代表する果樹の名所が、上野部にある豊岡梅園です。昭和42年に梅酒用として植えられたのが始まりとされ、約13ヘクタールの敷地に3,000本ともいわれる梅の木が植えられています。例年1月下旬から3月上旬ごろにかけて期間を区切って一般公開されており、天竜浜名湖鉄道の豊岡駅から徒歩10分ほどでアクセスできます。開花期の詳しい公開期間や料金、駐車場の状況は、その年によって変わるため磐田市観光協会などで確認してください。

梅のほかにも、豊岡地区は柿の産地としても知られています。敷地駅の周辺は次郎柿ところ柿(干し柿)の特産地とされており、秋になると柿畑が地域の景色の一部になります。社山地区にはみかん園「まるあ豊岡農場」もあり、梅・柿・みかんと、季節ごとに異なる果樹が地区のあちこちで栽培されているのが豊岡らしさの一つです。また下神増にある「とよおか採れたて元気むら」は、豊岡地区・豊田地区で生産された農産物や加工品を委託販売する直売施設で、季節の野菜のほか地場産の果物が並ぶこともあります。定休日は火曜と年末年始で、農産物直売施設は午前9時から午後5時まで営業しています。旬の果物や野菜を求めて立ち寄る住民や観光客も多い場所です。

現場メモ:現場から:豊岡で家や土地を探す人に聞かれること

不動産の仕事をしていると、豊岡地区の物件を案内するときによく聞かれるのが「駅からどれくらい歩くか」「敷地は広いが道が細くないか」という質問です。豊岡は平地の集落と山あいの集落が混在しているため、同じ豊岡でも立地によって雰囲気がかなり違います。子育て世帯からは豊岡北小学校・豊岡南小学校・豊岡中学校の学区がどこまでかを気にされることが多く、実際に地図と現地を照らし合わせながら説明するようにしています。

また、旧豊岡村の集落を回っていると、農地付きの実家をどう扱うか悩んでいる高齢の売主に出会うことも少なくありません。梅園やみかん園のような果樹地がある地域だけに、家だけでなく畑や果樹の管理をどうするかまで含めて相談を受けることがあり、空き家というより「農地と住まいをセットでどうするか」という相談に近いと感じています。

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