Q. ひとり親の就職や転職は、磐田市のどこへ相談すればいい?

磐田市はiプラザ3階のこども未来課に、ひとり親就労相談員を配置しています。適職、資格、子育てとの両立を相談でき、個別計画、企業情報、ハローワーク同行、就職後の面談まで支援します。担当課の電話は0538-37-4896です。相談日時、予約要否、費用、持ち物は公表されていないため、来所前に確認してください。

導入——国府台のiプラザ3階で相談できる

磐田市は、国府台57-7のiプラザ(総合健康福祉会館)3階、こども未来課に「ひとり親就労相談員」を配置しています。対象として市が明記しているのは、ひとり親家庭の母または父です。

市のページは2026年9月4日に更新されました。相談例は、どのような仕事が向いているか、就職・転職を何から始めるか、資格を取りたい、子育てと両立できる仕事を探したい、ハローワークへ行くのが不安、といった内容です。

窓口があることだけなら短い案内で終わります。今回の支援は、相談者ごとの計画づくり、企業情報、ハローワークへの同行、就職後の面談まで含みます。仕事が決まる前だけを見る仕組みではありません。

一方、相談できる曜日、予約が必須か、1回の時間、費用、持ち物はページにありません。担当課の受付時間は8時30分から17時15分ですが、これは相談員の専用枠を示す時刻ではありません。じっくり相談したい場合は、来所前に電話などで確認するよう市が案内しています。

相談場所・電話・対象を先に確認する

相談場所はiプラザ3階、問い合わせ先はこども未来課給付グループ、電話0538-37-4896です。じっくり相談したい方には、市も電話などによる事前の問い合わせを案内しています。

市内在住の要件、子どもの年齢、相談料、オンラインや出張相談の可否は、2026年9月8日に確認したページには記載がありません。問い合わせフォームもありますが、就労相談専用とは書かれていません。

磐田市こども家庭センターの三つの電話でも、窓口が一本に見えて相談内容ごとに連絡先が違う点を整理しました。今回の就労相談は、こども未来課給付グループの番号を最初に使うと迷いにくいです。

ひとり親家庭の母または父が対象で、iプラザ3階へ相談し、電話0538-37-4896で日時と予約要否を確認する流れを示す図
図1 iプラザで就労相談をする前に確認したい項目

支援は就職前の相談から就職後の定着まで

ひとり親就労相談員は、就職先を一件示して終わるのではなく、状況整理から就職後の定着までを支援します。磐田市が挙げる内容は大きく五つに分けられます。

  1. 適職、就職、転職、資格、仕事と子育ての両立を相談する
  2. 相談者の状況と希望に沿った個別の就労支援計画を作る
  3. ひとり親への理解がある企業の情報を提供する
  4. 必要に応じてハローワークの利用に同行する
  5. 就職後も定期面談などで職場への定着を支える

意外だったのは、就職後の面談まで明記されていることです。採用はゴールではありません。勤務時間と保育の受け渡しが合わない、急な休みを伝えにくい、想定した手取りと違う。働き始めてから出る詰まりを話せる先が残ることには意味があります。

ただし、市が求人を直接紹介・あっせんするとは書かれていません。ページにあるのは、企業情報の提供とハローワーク同行です。資格取得や自立支援の給付も案内対象ですが、使えるか、いくらになるかは個別制度の条件確認が要ります。

ひとり親の家計を支える制度の全体像では、児童扶養手当、医療費、資格取得、養育費確保を分けて整理しました。就労相談は給付の代わりではありません。家計の見通しと仕事探しを同じ紙に並べるための窓口として使うのが現実的です。

就労の悩みを整理し、個別計画を作り、ハローワークの利用を進め、就職後の定期面談につなぐ4段階を示す図
図2 相談から職場定着まで、市が示す支援の流れ

良い点——仕事だけでなく両立の条件を扱っている

良い点は3つあります。希望を個別計画にすること、ハローワークへ同行できること、就職後も面談が続くことです。「働けば解決」と単純化していません。

第一に、適職や資格だけでなく「子育てと両立できる仕事」を相談例に入れています。保育園や学校の時間、通勤、休日、子どもの体調不良時の連絡まで条件に入れなければ、採用されても長続きしません。

第二に、ハローワークへ一人で行く不安そのものを相談できます。制度名を教えて終わるより、次に行く場所までつなぐ支援は実務的です。磐田で子育てをする家庭の相談先の中でも、相談内容を一文で伝えてから窓口を選ぶ方法を書きました。

第三に、ひとり親への理解がある企業の情報を相談者へ提供するとしています。事業主には、勤務時間や家庭状況に配慮した求人情報をハローワークへ提供するよう案内しています。募集時間と実際の残業、学校行事への対応、急な休みの連絡方法が見えれば、応募する前の食い違いを減らせます。

注文——就職だけ切り離さず、保育と家計も同じ段取りに

相談窓口があっても、仕事、保育、家計の段取りが一緒に決まらなければ使えない。就職だけ切り離してはいけません。制度として筋が通っていても、相談時間に子どもを誰へ預けるかで止まる方はいます。

まず市へ望むのは、相談できる曜日、予約要否、1回の目安時間、子ども同伴の可否、費用、持ち物を同じページへ足すことです。「電話で聞けばよい」情報でも、仕事中に電話できない方には一つずつが壁になります。

次に、個別の就労支援計画へ、保育時間、通勤時間、手取りの最低線、使える給付、急な休みへの対応を並べてほしい。どれか一つが欠けると、就職後に同じ問題が戻ります。中小企業の人手不足を地域で支える話と同じで、採用数より定着を見るべきです。

私は小さな事業者として採用条件を書くなら、「子育てと両立しやすい」だけでは足りないと考えます。何時に終わるか、残業はいつ決まるか、学校から連絡が来たとき誰へ伝えるかまで書く。これは採用した体験談ではなく、雇う側が示すべき段取りについての私の意見です。

支援の方向は評価します。ただ、初回の相談でどこまで決められるか、相談員が何曜日にいるかがわからないため、「iプラザへ行けばその場で相談できる」とは言い切れません。良い窓口だからこそ、入口の情報をもう一段具体にしてほしいと思います。

今日できる確認——電話の前に4行だけ書く

相談を考えている方が今日できるのは、電話の前に「働ける時間・希望する手取り・預け先・困っていること」を4行で書くことです。履歴書を完成させる必要はありません。

  1. 働ける曜日と、家を出られる時刻・戻りたい時刻
  2. 毎月必要な手取りの最低額
  3. 保育園、学校、家族など現在の預け先
  4. 転職、資格、ハローワークなど最初に聞きたい一つ

電話では「ひとり親就労相談について、相談できる日時と予約の要否を確認したい」と伝えれば用件が明確です。持ち物と費用もその場で確認できます。採用を考える事業者は、求人の勤務時間と急な休みの扱いを一度書き出し、ハローワークへ求人情報の出し方や助成制度を確認できます。

最後に一言。就職を急がせるより、続けられる条件を先にそろえるほうが家計にも会社にも効きます。iプラザの相談員が、仕事を探す人と採用する店の間に入り、保育と手取りまで同じ段取りで見られる窓口になることを、一事業者として望みます。

よくある質問

Q. ひとり親の就職・転職相談はどこへ連絡しますか?

相談場所は、磐田市国府台57-7のiプラザ(総合健康福祉会館)3階、こども未来課です。電話は0538-37-4896。担当課の受付時間は8時30分から17時15分ですが、相談できる曜日や専用枠は未公表のため、日時と予約要否を先に確認してください。

Q. ひとり親就労相談員は何を支援しますか?

適職、就職・転職の始め方、資格取得、子育てと両立できる仕事などを相談できます。状況と希望に沿った就労支援計画、理解のある企業の情報提供、ハローワーク同行、就職後の定期面談なども市が挙げています。直接の職業紹介とは書かれていません。

Q. 採用を考える地元事業者も相談できますか?

事業者がひとり親就労相談員へ直接相談できるとの記載はありません。磐田市は、勤務時間や家庭状況に配慮した求人情報をハローワークへ提供するよう事業者へ案内しています。国の助成制度の詳細も、最寄りのハローワークへ確認する形です。

著者・大石浩之の顔写真

大石浩之(磐田市/不動産業・宅地建物取引士)

磐田市で小さな不動産業を営み、実家じまい・空き家・相続・介護にからむご相談を一件ずつ受けています。理念より、家計と段取りで考えます。 プロフィール

出典(2026年9月確認)

※相談日時、利用条件、給付、訓練、求人情報は変更・追加される場合があります。最新情報は磐田市公式サイトとこども未来課でご確認ください。個別の給付可否、労働条件、家計の判断は、市の担当窓口や各分野の専門家へご相談ください。