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磐田市の暑さ対策とクーリングシェルター

/磐田市で暮らす大石浩之(大石ひろゆき)が調べてまとめました。

磐田市の夏は連日の猛暑日が続き、体温に近い暑さが珍しくない。市は熱中症特別警戒情報の発表基準や暑さ指数(WBGT)の目安を公開し、危険な暑さが予想される日には注意を呼びかけている。年々気温が上がるなかで、磐田の暑さとどう付き合うかは、高齢者だけでなく誰にとっても他人事ではない。

令和6年4月の気候変動適応法改正で、磐田市も冷房のある施設を「クーリングシェルター」として指定できるようになった。熱中症特別警戒情報が出た日には、市内の郵便局や商業施設、公共施設などが休憩場所として開放される。この記事では、磐田市の暑さの実情と熱中症の基礎知識、クーリングシェルターの使い方をまとめた。

磐田市の暑さ対策 早見表

熱中症特別警戒情報の運用期間4月第4水曜日から10月第4水曜日まで
発表される基準静岡県内すべてのWBGT観測地点で、翌日の暑さ指数(WBGT)が35に達すると予測される場合
暑さ指数(WBGT)の目安31以上は危険、28〜31未満は厳重警戒、25〜28未満は警戒
クーリングシェルターとは熱中症特別警戒情報が発表されたときに開放される、誰でも休憩できる指定施設
磐田市内の指定施設郵便局・ドラッグストア・スーパーのイートインスペースなどの民間施設と、市役所・支所・交流センター・図書館などの公共施設
利用時に必要なもの飲み物は各自で用意する。利用できるのは施設の開館時間内、指定された場所のみ
最新の指定施設一覧磐田市公式サイトのクーリングシェルターのページでPDFを確認する

指定施設は年度によって入れ替わることがあるため、最新の一覧は磐田市公式サイトで確認してほしい。

磐田市の暑さは年々厳しくなっている

磐田市の夏は太平洋沿岸の湿った空気の影響もあり、気温だけでなく湿度も高くなりやすい。市は暑さ指数(WBGT)を目安に、25〜28未満を「警戒」、28〜31未満を「厳重警戒」、31以上を「危険」と位置づけ、危険レベルでは不要な外出を控えて涼しい室内で過ごすよう呼びかけている。

気温だけを見て油断すると、湿度の高さで体感以上に熱中症のリスクが上がることがある。環境省の熱中症予防情報サイトでは地点ごとの暑さ指数を確認できるので、磐田で外出や屋外作業をする前に数値をチェックする習慣をつけておきたい。

磐田市域では日中の気温が35度を超える猛暑日も珍しくなくなり、夜になっても気温が下がりきらない年もある。日中の対策だけでなく、就寝時にもエアコンや扇風機を使い、無理に我慢して汗をかいたまま眠らないようにすることが、熱中症を防ぐうえで欠かせない。

磐田市の熱中症、搬送の実態と応急対応

磐田市によると、令和7年5月から9月にかけて熱中症で救急搬送された人は101人にのぼった。半数以上が65歳以上の高齢者で、発生場所は住宅内が約4割を占める。屋外だけでなく、自宅で冷房の設定温度を控えめにしていて熱中症になるケースが多いことがうかがえる。

症状の程度によって対応は異なる。意識ははっきりしているが手足がしびれる、めまいがするといった軽症の場合は、涼しい場所に移動して体を冷やし、水分と塩分を補給する。吐き気や頭痛、意識がぼんやりするなど中等症の疑いがあれば速やかに医療機関を受診し、到着までは体を冷やし続ける。意識がない、けいれんがある、体温が異常に高いといった重症のサインがあれば、ためらわず救急車を呼ぶ。

特に一人暮らしの高齢者は、暑さやのどの渇きを感じにくく、症状が進んでから気づくケースが少なくない。家族や近所の人が定期的に声をかけ、室内の温度計や湿度計で数値を確認する習慣を持つことが、重症化を防ぐ一つの手立てになる。

磐田市のクーリングシェルターの使い方

クーリングシェルター(指定暑熱避難施設)は、令和6年4月1日施行の気候変動適応法の改正で市区町村が指定できるようになった制度で、暑さをしのぐ場を確保し、熱中症の重大な被害を防ぐことを目的にしている。磐田市では熱中症特別警戒情報が発表されたときに、冷房設備のある施設を誰でも休憩できる場所として開放する。

磐田市が指定しているクーリングシェルターは、2026年7月時点で民間37施設、公共37施設のあわせて74施設ある。郵便局やドラッグストア、スーパーのイートインスペース、金融機関などの民間施設と、市役所や支所、交流センター、図書館などの公共施設が対象になっている。利用できるのは各施設が開いている時間帯と決められた場所に限られ、飲み物は利用者自身で用意する必要がある。指定施設は年度によって見直されるため、最新の施設名と開放時間は磐田市公式サイトのPDFで確認してほしい。

指定施設は大きな商業施設から近所の郵便局まで幅広く、自宅の近くにも意外と休憩できる場所があることに気づく人が多い。事前の予約や利用登録は不要で、外出中に暑さを感じたら気軽に立ち寄れる仕組みになっている。ただし施設の営業状況によって受け入れが一時的に難しい日もあるため、迷ったときは施設のスタッフに一声かけてから利用したい。

現場メモ:現場で感じること

高齢者向け住宅の運営に携わっていると、真夏でもエアコンの設定温度を高めにしている入居者に出会うことがある。電気代を気にして我慢してしまうのだが、部屋の中でも熱中症になることを、こちらから繰り返し伝えるようにしている。

不動産の仕事で空き家を見て回ると、窓を閉め切ったままの家の中が外より暑くなっていることがある。持ち主が遠方に住んでいる場合ほど、猛暑の時期こそ様子を見に行くタイミングだと考えている。

学習支援で子どもたちと接していても、夏の午後は集中力が落ちる子が増える。水分補給の声かけと、冷房の効いた部屋で休憩をはさむことを、当たり前のようにやるべきだと感じている。

災害に備えるときに、いっしょに調べること

自分の家の危険度、避難先、停電と暑さへの備え。

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