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磐田市のハザードマップの見方

/磐田市で暮らす大石浩之(大石ひろゆき)が調べてまとめました。

磐田市は洪水、土砂災害、高潮、津波、地震、液状化などの災害リスクをまとめたハザードマップを公開しています。自宅や職場の場所が浸水想定区域に入っているかどうかは、地図で色分けされた範囲を見れば分かるようになっており、色が濃いほど想定される水の深さも大きくなります。

令和8年1月からは「磐田市地図情報提供サービス」でスマートフォンやパソコンから閲覧できるようになり、市役所の窓口に行かなくても最新のハザードマップを確認できるようになりました。この記事では磐田市のハザードマップの見方の基本と、浸水・洪水を確認する際のポイントを整理します。

磐田市のハザードマップ早見表

公開している主な種類洪水、土砂災害、高潮、津波、震度分布、液状化、ため池の各ハザードマップ
洪水ハザードマップの対象河川天竜川(下流)、太田川水系(全域・下流域)
デジタル版の閲覧磐田市地図情報提供サービス(令和8年1月開始)。スマホ・パソコンで確認可能
外部の確認先静岡県のシステムのほか、国土交通省ハザードマップポータルサイト(重ねるハザードマップ/わがまちハザードマップ)
多言語版洪水ハザードマップは英語・ポルトガル語版もあり
避難の目安警戒レベル3で高齢者等避難、レベル4で全員避難、レベル5は命を守る最終行動
問い合わせ磐田市危機管理課 危機管理グループ 0538-37-2114

掲載内容や閲覧方法は更新されることがあるため、最新情報は磐田市の公式ページで確認してください。

磐田市のハザードマップでわかること

磐田市が公開しているハザードマップには、洪水、土砂災害、高潮、津波、地震の震度分布、液状化、ため池など複数の種類があります。それぞれ想定される被害の範囲や深さを地図上に色分けして示したもので、自分の住む場所にどの災害リスクがあるかを種類ごとに重ねて確認できるのが特徴です。竜洋地区・福田地区の津波浸水想定や、ため池が近くにある地域向けの個別マップも用意されています。

確認方法は主に3つあります。ひとつは磐田市が令和8年1月から提供している「磐田市地図情報提供サービス」で、住所を入力するとその場所のリスクを表示できます。もうひとつは静岡県のシステム、そして国土交通省のハザードマップポータルサイトです。国のサイトには、複数の災害リスクを地図に重ねて表示する「重ねるハザードマップ」と、市町村が作成した地図へのリンク集である「わがまちハザードマップ」があり、目的に応じて使い分けられます。加えて気象庁のサイトでも、雨雲の動きとあわせて浸水・土砂・洪水の危険度分布をリアルタイムに近い形で確認できます。

浸水のリスクをどう読み取るか

浸水に関する地図には、洪水浸水想定区域図と高潮浸水想定区域図があります。洪水浸水想定区域図は、想定し得る最大規模の降雨があった場合に、天竜川下流や太田川水系が氾濫したときの浸水範囲と深さを示したものです。高潮浸水想定区域図は、台風などによる高潮が発生した際の浸水区域、浸水の深さ、水が引くまでの継続時間を表しています。どちらも「最大規模」を前提にした地図なので、実際の雨や台風の規模によって浸水の範囲や深さは変わります。

地図の色が濃いほど浸水が深くなることを示しており、自宅の場所の色を確認するだけで想定される水位の目安がつかめます。1階の軒先まで浸かる想定なのか、床上のわずかな高さで収まる想定なのかで、備えるべき対策は変わってきます。地盤の弱い場所では液状化危険度マップもあわせて確認しておくと、地震後の建物被害のイメージもつかみやすくなります。河川ごとの詳しい浸水想定区域図は、磐田市地図情報提供サービスや静岡県のホームページで河川名を選んで見ることができます。

洪水を想定した避難行動の考え方

洪水ハザードマップは、天竜川下流と太田川水系を対象に作成されています。避難の判断は、気象庁や磐田市から発表される警戒レベルが目安になります。レベル1・2は心構えと備えの段階で、この間にハザードマップで危険な場所や避難先、避難経路を確認しておきます。警戒レベル3では高齢者や避難に時間がかかる人が避難を始め、レベル4では対象地域の全員が安全な場所へ移動します。レベル5は災害がすでに発生している可能性が高い状況を示すため、その前の段階で行動を終えておくことが基本です。

ハザードマップは、災害が起きてから見るものではなく、平常時に自宅や避難先、避難経路を確認しておくための資料です。浸水想定区域の外にある避難先や、垂直避難できる建物の場所もあわせて確認しておくと、実際に警戒レベルが発表されたときに落ち着いて動きやすくなります。洪水ハザードマップには英語版・ポルトガル語版も用意されており、外国籍の家族がいる世帯でも内容を確認しやすくなっています。最新の区域図や避難先の指定は変更されることがあるため、磐田市の公式ページで確認してください。

現場メモ:現場メモ

不動産の仕事で天竜川や太田川沿いの物件を案内するとき、浸水想定区域図を必ず一緒に見てもらうようにしている。古い家ほど床上浸水の想定深が示されていても、住んでいる本人がそれを知らないことが多いからだ。

高齢者向け住宅の入居者を担当していたときは、台風が近づくたびに電話で避難先を確認することを繰り返した。停電が長引いたあとの片付けや、水に浸かった空き家が傷むのが早いことも現場で見てきた。ハザードマップは、そうした後始末を減らすための地図だと思っている。

災害に備えるときに、いっしょに調べること

自分の家の危険度、避難先、停電と暑さへの備え。

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